大手エネルギー

グループ横断のDX人材戦略策定と育成体制構築

  • 事業特性やDX進捗状況が異なるグループ各社を対象に、全社共通のDX人材ポートフォリオを策定
  • 必要なロールやスキルを明確化し、現状とのギャップを分析。部門間で丁寧にコンセンサスを形成し、ロール別の目標人数を設定
  • 大手エネルギー企業グループでは、事業の持続的成長を目指し、全社的なDX人材戦略の策定が求められていました。特に各グループ会社においては、事業特性や進捗状況が異なる中で、統一的かつ効果的なDX人材の戦略策定が求められていました。
  • まず、複数の事業会社の現状を丁寧に分析し、各社におけるDX推進の進捗状況や課題、また先行して具体的な施策を進めている会社と、まだDXに十分に取り組めていない会社との状況を把握しました。この分析に基づいて、全グループ共通で求められるDX人材の具体的な役割(ロール)やスキルセットを定義しました。

  • 次に、各事業会社において既に進んでいるDX施策や人材戦略の状況を踏まえ、部門ごとに個別の調整を行い、丁寧なコンセンサス形成を図りました。特に進展度合いの異なる部門間の合意形成には、各社の意見を綿密に調整し、共通認識を醸成するプロセスを重視しました。
  • その上で、各ロールごとに現状(As is)と将来像(To be)のギャップ分析を行い、具体的な育成プログラムを構築しました。育成プログラムには、DX推進に必要なスキル習得のための実践的な研修や、部門横断的なプロジェクト経験を積ませるための仕組みを盛り込みました。