DX推進子会社設立における人事機能構築・人事制度設計
- 大手物流・金融グループがDX推進のため中核子会社を設立するにあたり、DX人材の採用・育成・評価・処遇を一貫して支える人事機能立上・人事制度の構築を支援
- ビジネスアーキテクトやデータサイエンティストなどの専門性に基づく評価基準を整備。親会社制度との整合性を確保

- 大手物流・金融グループでは、DXを推進するための中核子会社を新たに設立することとなりました。この新会社では、グループ全体のデジタル変革を牽引することが求められ、そのために高度なDX人材を確保し、適切に育成・評価・処遇するための戦略的な人事機能の立ち上げが必要となりました。
- この課題に対し、DX人材特有の専門性や役割に対応した新しい人事制度の設計を支援しました。まずは、DX推進に不可欠な人材を明確に定義し、ビジネスアーキテクト、データサイエンティスト、デジタルエンジニア、プロジェクトマネージャー等の具体的なロールを設定しました。さらに、それぞれのロールに求められる具体的なスキルや経験を体系的に整理しました。
- また、人材の計画的な採用・配置を実現するため、短期的および中長期的な要員計画の策定を支援しました。新会社設立後の初期段階から必要となる即戦力人材の採用戦略、および将来的に必要となる人材を育成するための研修・キャリアパス設計についても具体的に計画しました。
- さらに、DX人材の育成・評価・処遇を適切に行うための評価基準と処遇体系を整備しました。専門スキルや業績に応じた透明性の高い評価基準を構築し、成果を明確に処遇に反映する仕組みを整えました。また、親会社およびグループ内他社の人事制度との整合性を保ちつつ、DX人材が活躍しやすい制度を構築するため、密なコミュニケーションと調整を行いました。