対等合併に伴う人事統合支援
- 大手素材製造企業同士の対等合併に伴い、人事制度、労働条件、福利厚生などの統合を支援
- 多様な労働組合やステークホルダーとの調整を行い、制度の公平性・透明性を確保

- 大手素材製造企業同士の対等合併において、人事領域におけるPMI(Post Merger Integration)を支援しました。本プロジェクトでは、両社の基幹人事制度、労働条件、福利厚生、再雇用制度といった人事関連制度全般の統合を推進しました。
- 今回の合併は、業界をリードする規模を誇る二つの企業間での対等合併であり、双方が異なる歴史と組織文化を有していました。また、それぞれの企業には本社と複数の製造所に独自の労働組合があり、ステークホルダーが多岐にわたるという特徴がありました。こうした状況の中、ステークホルダーの意向や利害を調整しながら制度統合を円滑に進めるため、当社はPMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)としてプロジェクトを統括し、緻密な進捗管理と丁寧なステークホルダー調整を行いました。
- 統合にあたっては、定期的なプロジェクト会議を開催し、各制度ごとに専門部会を設けて具体的な統合プランを策定しました。さらに、各労働組合や従業員代表者との対話を重ね、両社が持つ制度の長所を活かしつつ、労使双方が納得できる新たな制度設計を進めました。
- 制度面では、評価制度や等級制度を再構築し、公平性・透明性を担保しました。また、労働条件や福利厚生制度に関しても、両社の従業員が安心して働ける環境を整えることを目指して制度の調和を図りました。