大手金融系IT

育成カルチャーの醸成

  • 大手金融系IT企業で、ミッション・ビジョン・バリュー浸透のため、社員アンケートやインタビューを通じてカルチャーの課題を深掘り
  • 育成不足や仕事のやりがい低下の根本原因を特定し、マネージャー向け育成研修、評価制度改善、キャリアデザイン支援を策定。ロードマップに基づき施策を推進
  • 大手金融系IT企業では、新たに策定されたミッション・ビジョン・バリューを浸透させるために、現状の組織カルチャーの課題を特定し、その変革に向けた取り組みが求められていました。特に、社員の間で「育成カルチャーが十分に浸透していない」「仕事にやりがいを感じられない」といった声が多く挙がっていました。
  • これらの課題を具体的に把握するため、社員全体に向けたアンケート調査および個別のインタビューを実施しました。この調査では、社員が日々感じている課題やその背景にある根本原因を掘り下げ、「なぜ育成が根付かないのか」「なぜ仕事にやりがいを感じられないのか」といった具体的な問題の本質を明らかにしました。
  • アンケートとインタビューの結果を分析すると、社員が十分な育成を受けられていない理由として、現場マネージャーの育成意識やスキルの不足、育成を促す制度や仕組みの不整備が浮かび上がりました。また、やりがいを感じられない原因としては、仕事の目的や意義が十分に伝わっていないこと、社員個人のキャリアパスが明確になっていないことが特定されました。
  • これらの分析結果に基づき、カルチャー変革に向けた具体的な施策を策定しました。具体的には、マネージャー向け育成スキルトレーニングの導入、育成成果を評価・処遇に反映する仕組みの整備、社員が自らのキャリアや仕事の意義を理解しやすくするキャリアデザイン支援の強化等を実施しました。
  • また、これらの施策を効果的に展開していくための明確なロードマップも策定しました。ロードマップには各施策の実施スケジュール、責任体制、効果測定方法を明示し、カルチャー変革の進捗管理を徹底しました。