「やらされ仕事」が「自分ごと」に変わる。社員のエンゲージメントに火をつける「ジョブクラフティング」実践ガイド

「最近、どうも社員のエンゲージメントが低い気がする…」
「リモートワークが増えてから、チームの一体感が薄れてしまった」
「仕事にやらされ感が蔓延していて、主体的な動きが見られない」

企業の経営者や人事、マネージャーの方々とお話していると、こうした悩みを頻繁に耳にします。
エンゲージメントサーベイのスコアとにらめっこし、様々な施策を打ってはみるものの、なかなか効果が上がらない。
そんな状況に頭を抱えているご様子。

もし、その打ち手が「会社から与える」ものばかりになっているとしたら、少し視点を変えてみる必要があるかもしれません。
今回ご紹介するのは、社員一人ひとりが「自分の仕事のオーナー」になるためのアプローチ、「ジョブクラフティング」です。

「また新しいカタカナ用語か…」「どうせ意識高い系の話でしょ?」
という声も聞こえてきそうですが、ジョブクラフティングは単なる精神論や意識改革の話ではありません。

社員の自発的な工夫を、組織としていかに引き出し、支え、企業の成長に繋げていくか。
個人と組織がWin-Winの関係を築くための、戦略的で科学的なアプローチです。

この記事では、ジョブクラフティングの基本から、多くの企業が陥りがちな「失敗のワナ」、そして明日から自社で実践するための具体的なステップまで、解説していきます。

形骸化したエンゲージメント施策から脱却したいと考えている方に、何らかのヒントになれば幸いです。